レッド・ドラゴン

デビエーションO-012は、知能と自主性を持つアニメ調のレッド・ドラゴンのぬいぐるみです。外見はO-011と似ています。高さは3m、重量約6kgです。外層はニットコットンで、充填物は不明ですが、非常に柔らかな手触りをしています。

O-012は自身が13歳の女性であると主張しており、自分がぬいぐるみであるという状況及びアイデンティティについて明確な認識を持っています。また、外の世界に対して強い好奇心を持っています。このデビエーションは英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語の聞き取り、読み書きの能力を有しています。一般的に、O-012は人類、特に3歳から14歳までの子供に対して友好的であり、デビエーションはこうした対象に積極的に近づいて遊んでは、できる限り相手を助けようとします。

O-012の腹部正面には長いファスナーがあります。ファスナーを開こうとすると、強い抵抗と極度の敵意及び攻撃性を示します。この状態では、デビエーションの力は■■■ポンド以上に上昇します。後述する異常特性のため、このような実験は禁止されています。

O-012の主な異常特性は、エネルギーの合成能力です。喉から火炎を噴射でき、その温度は1700℃以上にも達します。O-012の吐息の温度は感情状態によって変化し、最高で■■■■に達することもありますが、O-012自身には何の影響もありません。

食事をとることができ、特にお菓子類を好みますが、活動や異常特性の維持追加の物質またはエネルギーの摂取は必要ないと自身で述べています。これはこれまでの観察結果とも一致しています。

O-012は衝動的で自己制御力が低く、高い攻撃性を有しています。自分の遊び相手を喜ばせ、危険から守り、または彼らが受けた不公平な扱いに対して報復するために、攻撃、着火または他の物品の破壊行動を行います（この行動は自身に大きな喜びと満足感をもたらすようです）。当該デビエーションの性格を考慮すると、監視を怠れば大規模な火災や財産損失を引き起こす可能性が大いにあります。

収容に際しての注意事項：
すべきこと：
O-012はレベルIIIの自主個体収容部屋に収容すること。収容室は最低23cmの耐熱合金で覆うほか、赤外線カメラと消火システム及び1t以上の液体窒素を常備すること。
O-012の要求に応じて、おもちゃやお菓子、その他のインテリアを提供すること。
週に2回、O-012が指定するゲームで遊ぶスタッフを派遣すること。

禁止事項：
O-012の腹部に触れること。
O-012のファスナーや充填物に興味を示すこと。